★“欧州移住”は否定の森保一監督、メンバーの80%以上を占める欧州組の生観戦を増やしたい移行「視察の比率をもう少し変えていく」
日本代表の森保一監督が、自身の“欧州移住”発言について訂正した。
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦う日本。
日本代表の森保一監督が、自身の“欧州移住”発言について訂正した。
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦う日本。3月20日にバーレーン代表、25日にサウジアラビア代表と埼玉スタジアム2002で対戦する。
日本はバーレーンに勝利すれば、3試合を残しての8大会連続8度目のW杯出場が決定。史上最速での出場権獲得となる中、25名のメンバーを発表した。
13日、メンバー発表記者会見では、欧州での視察を繰り返す中で、海外移住に関する森保監督の発言に改めて質問が飛んだ。
山本昌邦ナショナルチームダイレクター(NTD)は「監督とは既にコミュニケーションをとっていますし、我々はW杯で勝つために、頂点に進んでいくためには何でもサポートします。現場でこうした方が良いということはサポートする覚悟でいますし、良い状況になることをサポートする準備をしていきます」と、バックアップ体制は万全だとした。
その中で、森保監督は自身の発言を訂正。「移住とは思っていません」とし、「過去の視察状況を考えたときに、国内組のJリーグがあってこその日本代表ということで、日本に軸を置きながらヨーロッパの視察を現地でする、映像でできるだけ確認することをやってきた中で、過去を振り返ったときにヨーロッパで生で見る時間はかなり少なくて、もう少し増やすべきかということを現地に行って感じたことを話させてもらいました」と、満足いく欧州視察ができていない現状を語った。
「その時には居住と言ったんですが、デュッセルドルフにJFAのヨーロッパオフィスがあるので、そういうところに拠点を持ちながら観に行くということをこれまでもJFAは環境づくりをしてくれている中で、私自身も視察の比率をもう少し変えていくことで話をさせていただきました」
「全面的に協会の皆さん、山本ダイレクターもW杯で優勝するために我々が何ができるかということをバックアップしてくれています」
移住という形ではなく、欧州の拠点を利用し、より長い期間滞在して選手のチェックをリアルな形でより多くしたいという考えがあるとのこと。今回発表された25名の中で、国内組は4名のみ。80%以上がヨーロッパでプレーしており、当然の考えとも言えそうだ。
2025年3月13日(木)21:40