★ユナイテッドがベスト8進出! ブルーノのハットで久保建英スタメンの10人ソシエダ撃破【EL】
ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・2ndレグ、マンチェスター・ユナイテッドvsレアル・ソシエダが13日にオールド・トラッフォードで行われ、ホームのユナイテッドが4-1で勝利。この結果、2戦合計5-2で準々決勝進出を決めた。
ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・2ndレグ、マンチェスター・ユナイテッドvsレアル・ソシエダが13日にオールド・トラッフォードで行われ、ホームのユナイテッドが4-1で勝利。この結果、2戦合計5-2で準々決勝進出を決めた。なお、ソシエダのMF久保建英は76分までプレーした。
ユナイテッドは敵地で先勝を逃すも、1-1のドローという最低限の結果で初戦を終えた。また、先週末のリーグ戦では劣勢必至と思われたアーセナル戦を1-1のドローで終え、悪くない状況でホームでのリターンレグを迎えた。アモリム監督はその試合から先発3人を変更。負傷したヨロの代役にELデビューのヘヴン、リンデロフ、エリクセンに代えてドルグ、ホイルンドを起用した。
一方、先制を許すも追いつく形で初戦を終えたソシエダ。先週末のセビージャ戦では大幅なターンオーバーの影響もあって0-1の敗戦を喫したなか、公式戦1分け3敗の厳しい状況で敵地での大一番に臨んだ。イマノル監督はセビージャ戦で温存した主力を復帰させ、久保やオヤルサバル、スビメンディらがスタメンに名を連ねた。
前回対戦はクローズな展開が目立ったが、今回の一戦では早い時間帯にスコアが動く。9分、ボックス内でエルストンドのクロスに反応したゴール前のオヤルサバルがDFデ・リフトと交錯。これがアフターチャージと判定され、2戦連続でPKを獲得。これをオヤルサバルが自ら右隅へ蹴り込んだ。
ホームで先制を許したものの、ユナイテッドも直後に追いつく。16分、カゼミロの浮き球に抜け出したブルーノ・フェルナンデスからの折り返しにゴール前のホイルンドが反応。DFスベルディアと交錯すると、こちらも守備側のファウルとなってPKに。これをキッカーのブルーノが冷静に決め切った。
ともにPKで1点ずつを奪い合ったなか、オープンな展開が続いていく。より押し込む形となったホームチームはドルグのミドルシュートや前線3枚の絡みでチャンスの糸口を見いだそうとすると、ザークツィーの左ポケットからの折り返しに反応したホイルンドのワンタッチシュートでゴールに迫る。
これに対して、この試合でも右の久保を起点に攻撃を組み立てるラ・レアル。その久保は27分にセットプレー流れからニアを狙った左足シュート。32分には得意のカットインでペナルティアーク付近まで切り込んで再び左足を振るが、いずれも相手守備陣の対応に遭う。
前半終盤にかけてはボールの主導権を握ったユナイテッド優勢の時間帯が続いたが、ドルグのミドルシュートやいくつかのクロスはチャンスの一歩手前という形となり、勝ち越しゴールを奪うことはできなかった。
迎えた後半、ソシエダが[5-4-1]の後ろ重心でスタートしたなか、ユナイテッドが開始早々にゴールを奪う。ボックス内のドルグとエルストンドの交錯でこの試合2本目のPKを獲得し、これをキッカーのブルーノが右隅へ蹴り込んで50分の勝ち越しゴールとした。
ビハインドを背負ったソシエダは55分に3枚替えを敢行し、アランブル、トゥリエンテス、バレネチェアの投入で攻勢を強める。だが、結果的にこの交代策が裏目に。
63分、ザークツィーの背後を狙ったスルーパスにドルグが抜け出すと、入れ替わられたアランブルが倒してしまい、DOGSOでの決定機阻止でレッドカードが掲示された。これでビハインドに加え数的不利を背負ったアウェイチームは76分に久保を下げてオスカールソンを最前線に投入した。
その後は数的優位を活かしたユナイテッド優勢の状況が続くなか、87分にはロングカウンターからガルナチョのラストパスに抜け出したブルーノがボックス右から右足の対角シュートを左隅に流し込み、ハットトリックを達成。さらに、試合終了間際にはダロトにもトドメの4点目が生まれた。
この結果、ホームで快勝のユナイテッドがリヨンの待つ準々決勝進出を決定。敗れたソシエダは無念のベスト16敗退となった。
マンチェスター・ユナイテッド 4-1(AGG:5-2) レアル・ソシエダ
【マンチェスター・U】
ブルーノ・フェルナンデス(前16[PK]、後5[PK]、後42)
ジオゴ・ダロト(後46)
【レアル・ソシエダ】
ミケル・オヤルサバル(前10[PK])
2025年3月14日(金)7:12