★前田大然の5戦連発に旗手怜央のゴールで2点差追いつくも…セルティックがホーム開催のオールドファームで悔しい敗戦【スコティッシュ・プレミアシップ】

セルティックは16日、スコティッシュ・プレミアシップ第30節でレンジャーズとのオールドファームに臨み、2-3で敗戦した。FW前田大然とMF旗手怜央はフル出場した。

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セルティックは16日、スコティッシュ・プレミアシップ第30節でレンジャーズとのオールドファームに臨み、2-3で敗戦した。FW前田大然とMF旗手怜央はフル出場した。

公式戦4試合連続ゴール中の前田の活躍によって2連勝中のリーグでは2位以下に16ポイント差を付けて独走中の首位セルティック。今回のホームゲームではヨーロッパリーグ(EL)でベスト8進出で勢いに乗る宿敵との頂上決戦に臨んだ。ロジャーズ監督はエースの前田に加え、旗手をスタートから起用した。

ホームサポーターの大声援を後押しに勢いを持って入りたいセルティックだったが、いきなり出ばなを挫かれた。開始直後にミドルシュートから決定機を許すと、そのプレーで与えた左CKの場面でタヴァーニアの正確なクロスをニアに飛び込んだラスキンに頭で右隅へ流し込まれ、わずか4分での失点となった。

すぐさま反撃姿勢を示したホームチームは8分、前田が得意の背後への飛び出しでGKバトランドと一対一になりかけるが、ここは先にボールを処理された。さらに、9分にはキューンからペナルティアーク付近で横パスを受けた旗手が鋭い右足シュートを枠の左隅へ飛ばすが、ここもバトランドのビッグセーブに阻まれた。

畳みかける攻めも実らず、徐々に押し返されると、16分にはGKシュマイケルのパスミスから大ピンチを招くが、ここはチェルニーの仕掛けをディフェンス陣が決死のゴールカバーで阻んで事なきを得た。

ボールを保持しながらも序盤以降はアタッキングサードでの崩しに苦戦するセルティック。焦れて強引な仕掛けやパスが目立ち始めると、レンジャーズにロングカウンターで引っくり返されて際どいシーンを招く悪循環が続く。前田もディフェンスラインと駆け引きを繰り返すが、スペースを消されてなかなかいい形でボールを受けられない。

すると37分、タヴァーニアの浮き球パスをボックス中央に走り込んだラスキンが頭で落としたボールを収めたディオマンデにゴール左隅へシュートを流し込まれ、2失点目まで喫した。

前半終了間際には左クロスに反応した前田のヘディングシュートでゴールに迫ったものの、相手DFの見事なゴールカバーに阻まれたセルティックは2点ビハインドで前半を終えることになった。

迎えた後半、キューンを下げてイダーを投入し、前田を左、ジョタを右に配置換えすると、この交代策が即ゴールに繋がる。49分、ボックス右に抜けだしたジョタの浮き球クロスにファーで反応した前田がニアヘヘディングシュートを流し込み、公式戦5試合連続ゴールとなる今季28点目とした。

前田の反撃の狼煙を上げる一撃でスタジアムのボルテージが一気に上がるが、レンジャーズも割り切って後ろを固めてうまくセルティックの攻撃を吸収。徐々に試合を落ち着かせる。それでも、全体のギアを上げたセルティックは前田らがスイッチを入れたハイプレスからのショートカウンターで幾度か際どいシーンも作り出した。

すると、一進一退の展開が続いた74分に前田に続いて旗手が値千金の仕事を果たす。右サイドで押し込んだ流れでボックス右に抜け出した旗手がマッコーワンのスルーパスを呼び込むと、ゴール左隅へ正確な右足シュートを流し込んだ。

その後、逆転を目指して前がかったホームチームは、試合終盤に旗手の狙いすましたミドルシュートでゴールに迫ったが、このシュートはわずかに枠の右へ外れる。すると、直後の88分にはGKバトランドからのロングボールを前線で収めたイガマネにペナルティアーク付近から強烈な右足ミドルシュートを突き刺され、土壇場で勝ち越しゴールを奪われた。
そして、後半アディショナルタイムでの猛攻も実らず、セルティックはホームでのオールドファームで悔しい2-3の敗戦を喫した。

セルティック 2-3 レンジャーズ
【セルティック】
前田大然(後4)
旗手怜央(後29)
【レンジャーズ】
ニコラス・ラスキン(前4)
モハメド・ディオマンデ(前37)
ハムザ・イガマネ(後43)



【動画】前田大然と旗手怜央が揃ってゴールもダービー敗戦




2025年3月16日(日)23:32

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