★日本が再三ゴールに迫るも1点遠く…サウジを最後まで崩せずゴールレスドロー【2026W杯アジア最終予選】

日本代表は25日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節でサウジアラビア代表を埼玉スタジアム2002に迎え、0-0の引き分けに終わった。

20日に行われたバーレーン代表戦で8大会連続8度目のワールドカップ出場を決めた日本。

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日本代表は25日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節でサウジアラビア代表を埼玉スタジアム2002に迎え、0-0の引き分けに終わった。

20日に行われたバーレーン代表戦で8大会連続8度目のワールドカップ出場を決めた日本。是が非でも勝ち点が欲しいグループ3位のサウジアラビアをホームに迎えた。

日本はバーレーン戦から6名スタメン変更。GKは鈴木彩艶で変わらず、最終ラインはA代表初先発の高井幸大、板倉滉、伊藤洋輝の3バックに。ダブルボランチは遠藤航と田中碧のコンビとなり、ウイングバックは右が菅原由勢、左が中村敬斗。シャドーは久保建英と鎌田大地で、最前線に前田大然が入った。

日本がボールを握り、両サイドから打開を図る入り。中村が左サイドから積極的に仕掛け、前田も最終ラインの背後を狙っていく。

9分には高井、田中と縦に繋ぎ、田中から前田へスルーパス。右ポケットに抜け出して放ったシュートは右ポストに直撃する。

その後も突破口を探し、サウジアラビアにはチャンスを作らせず。すると19分には前田に決定機。前線でのチェイシングからボールを奪うと、ドリブルでボックス内へ。バランスを崩しながら放ったシュートはGKナワフ・アル・アキディの正面を突く。

徐々にサウジアラビアも攻勢を強めるが、GK鈴木がボックス外に飛び出してロングボールをヘディングで処理する場面も。冷静に対応していく。

鎌田の飛び出しからゴール前へのラストパスもあった日本。27分にはボックス手前から久保がミドルを狙うが、鋭いシュートはわずかにバーを越える。

ハーフタイムにかけては膠着状態となり、中村のコントロールシュートも枠を捉えず。前半アディショナルタイム直前には久保の巧みな右サイド突破もあったが、0-0のまま前半を終えた。

サウジアラビアは選手を1人入れ替えて後半スタート。交代なしの日本も板倉と高井が中央の4バック気味の形に変え、敵陣でボールを回していく。

攻めあぐねるなか、56分には田中から最終ラインの背後へ浮き球のパス。前田が走り込んだが、GKナワフ・アル・アキディが先に触る。

その後、CKから遠藤のヘディングシュートはゴール右。再び前田が抜け出すシーンもあったが、これも枠に収まらない。

決め手を欠く日本は久保と菅原を下げて伊東純也と堂安律を投入。早速伊東がクロスを上げ、チャンスを生み出していく。

交代によって再び3バックに近い配置となった日本。しかし、サウジアラビアの5バックを崩し切れないまま時間が過ぎていく。

73分、森保一監督はさらに2枚替えを決断。前田と遠藤に代えて古橋亨梧と旗手怜央をピッチに送り出す。鎌田がポジションを下げ、古橋は最前線、旗手はシャドーに入った。

すると82分、ボックス右手前で持った鎌田から右ポケットへ斜めに走り込んだ伊東へスルーパス。伊東は左足ダイレクトで狙うが、GKナワフ・アル・アキディが片手一本でCKに逃れる。

直後には鎌田に代えて南野拓実を投入し、交代枠を使い切った日本。今度は旗手がボランチにスライドすると、旗手の浮き球のパスから南野のヘディングシュートへ繋がる。

伊藤洋輝の思い切ったミドルもあったが、スコアを動かせないまま後半アディショナルタイムに突入。結局そのまま試合は終了し、ゴールレスドローに終わった。

日本代表 0-0 サウジアラビア代表

【動画】高井幸大、田中碧と繋いで前田大然のシュートは枠に直撃



2025年3月25日(火)21:30

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