★ノーゴールで2連敗...W杯へ希望しぼむ中国代表はFIFAランキングが過去最低水準に アジア杯2027も厳しい戦いか

今日現在の中国代表にポジティブな要素・トピックを探すのは難しい。

中国代表は今月、4カ月ぶりに再開されたW杯アジア最終予選C組の2試合で2連敗。

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今日現在の中国代表にポジティブな要素・トピックを探すのは難しい。

中国代表は今月、4カ月ぶりに再開されたW杯アジア最終予選C組の2試合で2連敗。

サウジアラビア戦はFWリン・リャンミンの競技を間違えた悪質なプレーで数的不利となって0-1敗戦。続くオーストラリア戦は前半で2失点を喫して巻き返せず0-2敗戦…「2位以内」は消滅し、2002年以来のW杯へ残り2試合でアジアプレーオフ(3〜4位)を目指すこととなった。

ただ、攻撃の再現性が皆無な現中国を見る限り、それさえもハッキリ言って厳しそう…と見る人は多いはず。2度目となるW杯出場へギリギリの戦いを強いられる中国である。

その一方、中国『新浪』は、アジアカップ2027に向けた懸念も。

中国は今回の2連敗により、FIFAランキングが「90位」から「94位」に後退し、AFC(アジア)域内13位から14位となる見込み。もし残り2試合でも敗れれば、W杯出場を逃すだけでなく、アジア杯2027で3大会ぶりにポッド3(※)へ振り分けられる可能性が高まる格好だ。

(※)W杯アジア二次予選の通過により本大会出場権は獲得済み。出場24カ国の中からFIFAランキングのAFC13〜18位がポッド3に

詰まるところ、中国のFIFAランキングは過去最低水準まで落ち込んでおり、これまでの最低が96位(2016年3月)だったなか、今日現在はこれに肉薄。算出方法が微調整された2018年以降は90位の現時点で過去最低である。

日本、豪州、サウジを相手に6戦6敗を喫し、W杯出場への希望が小さくなった中国。まずはFIFAランキングどうこうよりも6月の2試合で「C組3〜4位」を確保するしかない。

◆現FIFAランキング(アジア)
15位 日本(1位)
18位 イラン(2位)
23位 韓国(3位)
26位 豪州(4位)
48位 カタール(5位)
56位 イラク(6位)
58位 ウズベキスタン(7位)
59位 サウジアラビア(8位)
63位 UAE(9位)
64位 ヨルダン(10位)
80位 オマーン(11位)
81位 バーレーン(12位)
90位 中国(13位)
95位 シリア(14位)
97位 タイ(15位)
101位 パレスチナ(16位)
104位 タジキスタン(17位)
107位 キルギス(18位)
112位 レバノン(19位)
114位 ベトナム(20位)
115位 北朝鮮(21位)
126位 インド(22位)
127位 インドネシア(23位)
132位 マレーシア(24位)

2025年3月29日(土)20:22

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