リバプールのアルネ・スロット監督が、リーグ優勝に向けてコメントした。クラブ公式サイトが伝えた。
20日、プレミアリーグ第33節でレスター・シティとアウェイで対戦した。
勝てば優勝に王手をかけられるリバプールと、負ければ1年でのチャンピオンシップ(イングランド2部)降格が決定するレスターの対戦。負ければ終わりのレスターは粘りを見せる戦いに。リバプールもなかなか守備を崩せずに時間が進んでいく。
しかし76分、途中出場のトレント・アレクサンダー=アーノルドがゴール。リバプールはこの1点を守り切り、0-1で勝利を収めた。
この勝利で優勝に王手をかけることとなったリバプール。プレミアリーグになってから2度目の優勝に向けて、ファンの支えがあったからだと感謝した。
「彼らの働きはまさにセンセーショナルだった。ファンが望んでいることは、我々がリーグ優勝することだけだ。35年間で1度しかリーグ優勝できておらず、しかも新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でファンが参加できなかった」
「ファンはリーグ優勝に関わっていたが、おそらく望んでいたほどではなかった。優勝の瞬間は、ファンにとって特別な瞬間となるだろう」
「来週は本当に楽しみだ。アーセナルは素晴らしいチームであり、今週中に優勝できると確信している。おそらく我々自身で優勝を掴む必要があり、最初のチャンスは来週のトッテナム戦だ」
2位アーセナルとの勝ち点差は残り5試合で「13」。アーセナルは次節クリスタル・パレスと26日に対戦し、リバプールは翌日にホームでトッテナムを迎えるため、アーセナルが負けることはないだろうとスロット監督は敬意を示した。
その中で、残り1週間の過ごし方についても言及。王手をかけている状態では簡単ではないとしながらも、選手たちに休みを与え、週末の試合に向けての集中力をその後に高めていきたいとした。
「ここでは経験はしていないので、様子を見なければならないが、フェイエノールト時代の経験から言えることは、もちろん騒がしく、みんながとても興奮しているということだ」
「ただ、トレーニング場ではただトレーニングに集中し、トッテナム戦に向けて最善の準備を整えようとしている。トッテナムはケガ人が続出しているチームであり、我々が全力を注ぐべきチームだ」
「選手たちにも今週は1日、2日の休みを設けている。これはずっと前から計画していたことだ。彼らが愛する人たちと楽しい時間を過ごし、トッテナム戦に向けて再び一緒に練習できる時には、完全に集中してくれることを願っている」
【動画】難しい戦いになるも、しっかりと勝ち切ったリバプール