★インサイドハーフに定着してきた守田英正「中盤の3人とは必要以上に喋らなくても連携が取れる」
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日本代表のMF守田英正(サンタ・クララ)が、サウジアラビア代表戦後の会見に出席した。
日本代表は1日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、グループ首位のサウジアラビアとの大一番に臨んだ。
日本代表のMF守田英正(サンタ・クララ)が、サウジアラビア代表戦後の会見に出席した。
日本代表は1日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、グループ首位のサウジアラビアとの大一番に臨んだ。10月に行われたアウェイ戦では苦杯を嘗めた相手だけに緊張感の強い一線だったが、序盤からアグレッシブな入りを見せたチームは、32分にFW伊東純也のアシストからFW南野拓実が最終予選初ゴールを決めて先制に成功する。
後半立ち上がりには、DF長友佑都の粘り強いプレーから伊東にシュートチャンスが訪れると、ボックス手前から放ったボレーシュートは、真っ直ぐゴール左上に突き刺さり追加点。伊東の4試合連続ゴールでリードを2点に広げた。
その後も危なげない試合運びを見せた日本は、無失点のまま2-0で勝利。次戦のオーストラリア代表戦を前に王手をかけた。
守田は中国代表戦に続いてフル出場し、今回の活動で2連勝に貢献。元々ボランチの選手のため守備が特徴的な選手だが、代表でのここ数試合はその一列前のポジションで起用されており、攻撃面での貢献も求められている。
その中で守田は、試合を重ねるにつれて、周りの選手との連携も含めて成長を実感している様子。今回は中国戦と同じスタメンとなった中で、MF田中碧と左右のポジションを入れ替えてのスタートとなったが、2人の関係性も踏まえながらこの試合を振り返った。
「左右のポジショニングについては、話し合ってあえて変えることはあるんですが、今回に関しては流れの中で変わってました。どちらかと言えば、碧は相手を正面に立たせた上でビルドアップするのが上手いですし、相手の足を止めてからの作業が上手いので、自分はできるだけ幅を取らず、純也君もサイドに張ってますし、中盤3人の中では少し高い位置を意識してやってました」
「左にいた時は佑都さんを前に上げたいなというのがあったし、拓実君は中に入らせてあげたかったので、タイミング見計って下がろうと思ったんですけど、自分がちょっとそのタイミングが掴めてなかったので、碧に言ってポジションを替わってもらいました」
「必要以上に喋らなくても分かりますし、それだけ信頼もあります。あとはどっしりと真ん中に(遠藤)航君が構えてくれてますので、そこの3人の関係性は日を追うごとに良くなってます」
「自分が8番のポジションを任せられるにあたって、守備の方が特徴が強いので、そこを求められていることを前提で考えてましたけど、攻撃にアクセントが足りないことは数試合前から反省してて。自分の取りたいポジショニングが味方と被ることがあって、それでチームが機能しなかったという反省があったので、今回の活動では、自分が取りたいポジションと、味方に取らせたいポジションの使い分けがうまくできたかなと思います」
2022年2月2日(水)0:02