★三笘薫、代表初の先発出場も不完全燃焼「今日のプレーではレギュラーになれない」

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日本代表のFW三笘薫(ユニオン・サン=ジロワーズ)が、ベトナム代表戦を振り返った。

24日に行われたオーストラリア代表戦で、7大会連続のワールドカップ(W杯)出場を決めた日本は、29日にアジア最終予選の最終節としてベトナムと対戦した。

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日本代表のFW三笘薫(ユニオン・サン=ジロワーズ)が、ベトナム代表戦を振り返った。

24日に行われたオーストラリア代表戦で、7大会連続のワールドカップ(W杯)出場を決めた日本は、29日にアジア最終予選の最終節としてベトナムと対戦した。相手はグループ最下位なだけに、快勝で予選を締めくくりたかったが、19分にセットプレーから失点。その後も攻め込むものの、守りを固めるベトナムからなかなか1点も奪えない状況が続く。

そんな不安を拭ったのがキャプテンのDF吉田麻也。後半へ折り返した54分にビルドアップした吉田は、MF原口元気のシュートのこぼれ球を詰めて同点に戻した。その後は猛攻を見せる日本は、2度ネットを揺らす場面を迎えるも、それぞれハンドとオフサイドでゴールは認められず。結局、1-1のドローに。試合後の選手たちは悔しそうな表情を浮かべていた。

三笘はこの試合が代表初の先発出場で、初めてのフル出場。オーストラリア戦では終盤に投入され、圧巻の2ゴールでカタールW杯へ導いたが、この試合でも自慢のドリブルでベトナム守備陣を切り裂くシーンは何度か見られた。それでも、ゴールやアシストという数字を残せず、個人的には不満の残るパフォーマンスだったようだ。

「全く自分のプレーに納得してないですし、ゴールに絡めず、セットプレーで難しい展開になってしまいました。その後も単調というか、なかなか崩せず課題の残る試合だったと思います」

「もう一つ深い位置に入ってクロスまで行きたかったですし、自分がシュートできるところでの判断のミスはありました」

「前の選手なので、どれだけチャンスを作ってゴールに結びつけるかが課題ですし、攻撃も守備も足りない部分がありました。それをまたベルギーでやっていきたいと思います」

また、この試合では三笘のほか、FW上田綺世やMF旗手怜央、DF中山雄太といった東京五輪世代が先発していたが、三笘は「プレーしやすい」としながらも、より連携を深めることができると、課題を口にした。

「怜央と綺世と雄太君は凄くやりやすいですけど、少しインサイドハーフと綺世との距離感が遠かったので、そこはもう少し近くでプレーしても良かったかなと思います。怜央のところに起点ができるような関わり方をしなければならなかったですし、雄太君とも連携は悪くなかったですけど、2人でもっと崩しにいくような場面を増やせても良かったかなと。綺世との関係ももっと良いところを出せると思います」

初めての先発についても言及した三笘。ベトナム戦のようなパフォーマンスでは今後レギュラーを勝ち取ることはできないと感じているという。

「自分のプレーとしては推進力を出したいところでしたが、その分、後ろのケアができない面もあるので、そういったところでスタメンが少ないのかなと。それでもその部分で結果を出せれば、スタメンでも使ってもらえるのかなと思います」

「今日は数字が残せず悔しかったです。W杯が決まった状態だったので良かったですけど、決まってない状態でこういうプレーをしてしまえば、もっと難しくなると思います。もっと自分の能力も含めて追求していきたいと思います」

2022年3月29日(火)23:59

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