カタール・ワールドカップ(W杯)の開幕を目前に控え、サッカー王国ブラジルもややナーバスになっているようだ。ブラジル『グローボ』が伝えている。
堂々のFIFAランキング1位に位置し、今大会の優勝候補筆頭にあげられているブラジル。南米予選でも14勝3分けの無敗と圧倒的な成績を残していた。
本大会に向け調整を進めているブラジルだが、15日の練習では波紋を呼ぶアクシデントが起きた。最年長のDFダニエウ・アウベスがFWペドロへのスライディングタックルを試みると、スパイク裏がペドロの右足と接触してしまった。
すると、その瞬間を切り取った画像がSNS上に出回り、ダニエウ・アウベスに対し多くの非難の声が送られたという。
だが、『グローボ』は「映像を見ると、画像から想像するよりもはるかに低い強度だということが分かる。また、トレーニングを現地で見た人たちの報告でも、暴力的な行為がなかったことが確認されている。ペドロはすぐに立ち上がり、トレーニングは続いた」と明かし、「落ち着け」と冷静に対応することを求めている。
ただ、ダニエウ・アウベスは別の場面でFWハフィーニャにもスライディングタックルを仕掛けており、それも批判に拍車をかけていそうだ。
W杯開幕まで残り4日。グループGに属するブラジルは、セルビア代表、スイス代表、カメルーン代表と同居。11月24日にセルビアと、同28日にスイスと、12月2日にカメルーン代表と対戦する。
【写真】批判が殺到したスライディングシーンの写真
【動画】実際のプレー動画
【動画】ハフィーニャにもスライディングタックル