バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、パリ・サンジェルマン(PSG)戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。
16日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグでバルセロナはホームにPSGを迎えた。
アウェイでの1stレグで2-3と勝利していたバルセロナ。引き分け以上の結果であれば、ベスト4に進出できる状況だった。
すると試合は、12分にハフィーニャが先制ゴールを記録。2戦合計で2点リードを手にしたが、DFロナルド・アラウホが29分にDOGSOで一発退場し数的不利となる。
すると40分にウスマーヌ・デンベレにゴールを決められると、54分にはヴィティーニャにゴールを許し同点に。61分にはPKを与えてしまい、キリアン・ムバッペに決められ逆転を許すと、終盤にもムバッペにダメ押しゴールを決められ勝負あり。2戦合計4-6で逆転負けを喫し、ベスト8で敗退となった。
試合後、チャビ監督はスペイン『モビスター』のインタビューに応じ、アラウホの退場が試合を大きく変えてしまったと振り返り、選手交代の選択に迷ったことを明かした。
「11vs11だった時、我々はよく組織されていた。ただ、試合は完全に変わってしまった」
「ロナルドが退場になった時、我々はどのような変更を加えるべきか、確信が持てなかった。ペドリは筋肉系の負傷から復帰していたが、我々は彼がもたらすボールのポゼッションコントロールと、ボールの扱いを望んでいたし、ハフィーニャの走力も欲しかった」
「悲しいことにイニゴが出場するために、我々はラミン(・ヤマル)を下げることにした。10人に減った後にこうした結果が生まれることは残念だ」
結果的に、数的不利になったことが影響したが、ゴールを決めるチャンスはあったとのこと。ただ、1人少ない中で追いつくことは難しかったとした。
「ギュンドアンがポストに当てたが、2-2にするチャンスはあったし、ロベルト(・レヴァンドフスキ)がシュートを決めて2-0にするチャンスもあった」
「大きなチャンスだが、10人で試合を追いかけているときは、いつでもそうなる。11vs11のままならどうなっていたのかを見たかった」
結果としてベスト8で敗退。自身は今シーズン限りでの退任を発表しており、バルセロナで最後のCLの戦いとなってしまった。それでも、来シーズンは再び結果を残すために戻ってくるだろうとチームにエールを送った。
「今回のチャンピオンズリーグでは、我々は威厳を保てたと思うし、バルセロナは次はさらに良くなるために戻ってくるだろう」
【動画】退場が転機に…バルセロナがホームでPSGに逆転負け