レアル・マドリーのクロアチア代表MFルカ・モドリッチが、現役引退を表明したドイツ代表MFトニ・クロースへメッセージを送った。
21日、クロースは今シーズン限りでの現役引退を発表。ドイツ代表として臨むユーロ2024を最後に、スパイクを脱ぐ決断をした。
モドリッチは2012年夏にトッテナムからマドリーに加入。その2年後、2014年夏にクロースはバイエルンからマドリーへと加入。そこから2人は10年間中盤で関係を築いた。
近年は互いにベテランの領域に入り、マドリーとの契約が騒がしい状況に。今シーズンはそれぞれ契約を延長してプレーしていた中、モドリッチは来シーズンもプレーすることが濃厚に。一足先に、クロースがチームを去ることとなった。
マドリーではラ・リーガで4回、コパ・デル・レイで1回、チャンピオンズリーグ(CL)で4回、クラブ・ワールドカップで5回優勝。UEFAスーパーカップも4回優勝するなど、数多くのタイトルを共に獲得してきた。
モドリッチは自身のインスタグラムを更新。クロースとの思い出の2ショットをアップし、別れを惜しんだ。
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親愛なるトニへ
僕にとってこうした言葉を紡ぐのは難しい。
歴史的な選手が去っていくのは、サッカー界にとって悲しいことであり、僕もとても悲しいと認める。友よ、君はこのスポーツのレジェンドであり、レアル・マドリーのレジェンドだ。
君と一緒にプレーできて本当に楽しかった。レアル・マドリーの中盤を共有できたことは、本当に光栄だ。
君は自分自身をユニークで特別なフットボーラーにする資質を持っている。そして、他にトニ・クロースは決して存在しない。
忘れられないヨーロッパの夜、タイトル、ベルナベウの魔法…僕たちは人生のクラブでこの黄金時代を決して忘れることはない。
全てを達成したけど、まだ1つ残っている。一緒に「15」を。
寂しくなるよ。アミーゴ。トニ・クロース。
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【写真】多くのタイトルを共に獲得してきたモドリッチとクロースの思い出