★ルイス・エンリケ監督「この試合は私のプレーヤーたちを強くしてくれる」…シティ相手の逆転勝利は単なる1勝以上の価値に
パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、崖っぷちの大一番での勝利がチームにとって大きなターニングポイントになると感じている。フランス『レキップ』が伝えている。
パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、崖っぷちの大一番での勝利がチームにとって大きなターニングポイントになると感じている。フランス『レキップ』が伝えている。
PSGは22日、チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第7節で22位のマンチェスター・シティと対戦し、4-2で逆転勝利した。
前節終了時点でプレーオフ圏外の25位に位置していたPSGは、逆転での決勝トーナメント進出へ勝ち点3必須のホームゲームに臨んだ。
前半をまずまずの内容でゴールレスで終えたものの、後半立ち上がりに痛恨の連続失点。それでも、56分にFWブラッドリー・バルコラの見事なドリブル突破から途中出場のFWウスマーヌ・デンベレのゴールで反撃の狼煙を上げると、その4分後にバルコラのゴールで同点に追いつく。
以降は優勢に進めると、78分にセットプレーからMFジョアン・ネヴェスが逆転ゴールを奪うと、安定したゲームクローズとともに試合終了間際にはFWゴンサロ・ラモスにトドメの4点目まで生まれ、難敵相手の生き残りを懸けた大一番を制した。
同試合後、盟友ジョゼップ・グアルディオラ監督との一戦を制した指揮官は「この試合は私のプレーヤーたちを強くしてくれる」と、単なる1勝以上の価値があると誇った。
「(最終スコアが)0-2であれば、この会見がどんなものだったか想像もつかないよ。(笑)マンチェスター・シティ戦と我々の試合を強調したいと思う。我々は攻撃的なメンタリティを持ち、常にプレッシャーをかけていた。同時に我々には世界最高のサポーターがいることを認識することを忘れたくない。彼らはチームを代表し続けていて、我々はこの特別な逆転で彼らに勝利を捧げることができた」
「(逆転の要因は?)これが初めてではない。ランスとモナコでも起こったことだ。私のチームには多くの強みがある。信念を持ち、決して諦めない。我々はそれを何度も示してきた。この試合は私のプレーヤーたちを強くしてくれるだろう。彼らはこの種の試合での経験は多くないが、競争力があることを示した。また、チャンピオンズリーグで我々があと5ポイント獲得するに値した試合で、少しは正義が増すことになる。そう言うのは私だけではない。対戦相手もそう言っている」
さらに、PSG就任後のベストマッチかとの問いに対しては「ノーだ」と返答したルイス・エンリケ監督だが、この試合での手応えを感じている。
「激しさという点では、ミュンヘンで負けた試合(バイエルン戦)も非常に激しかったと思う。我々は1人少なくなり、敗北だけが残った。我々は対戦するのが難しいチームだ。ボールを持っていないときは走り続けるし、ボールを持っているときは何をすべきか理解している。だが、私は今夜の試合を誇りに思っている。ただ、この試合を逆転できなければ、スピーチはまったく違ったものになっていただろう」
これでプレーオフ圏内の22位に浮上したPSGは、最終節でシュツットガルトとのアウェイゲームを戦う。
2025年1月23日(木)11:25