★マドリーがリーグ3戦未勝利で首位陥落の危機…ムバッペ3戦連発もベリンガム退場&2戦連続の不運PKでドロー【ラ・リーガ】
ラ・リーガ第24節、オサスナvsレアル・マドリーが15日にエル・サダールで行われ、1-1のドローに終わった。
マドリーは前節、ホーム開催となったマドリード・ダービーを1-1のドローで終えて辛くも首位をキープ。
ラ・リーガ第24節、オサスナvsレアル・マドリーが15日にエル・サダールで行われ、1-1のドローに終わった。
マドリーは前節、ホーム開催となったマドリード・ダービーを1-1のドローで終えて辛くも首位をキープ。それでも、チャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ1stレグではマンチェスター・シティ相手に後半終盤の連続ゴールによって3-2の劇的逆転勝利を収めた。
19日にホームでの2ndレグを控えるなか、今節は9位のオサスナとのアウェイゲームに臨んだ。ライバルとの勝ち点接近によって取りこぼしが許されない状況で臨んだ一戦でアンチェロッティ監督は、シティ戦から先発3人を変更。メンディ、セバージョス、ロドリゴに代えてフラン・ガルシア、モドリッチ、ブラヒム・ディアスを起用した。
シティ戦へ余裕を持って臨むべく立ち上がりから積極的にゴールを目指していくマドリー。開始3分にはボックス左ライン際でムバッペが上げた完璧なクロスをファーのヴィニシウスが頭で合わせるが、これを枠に飛ばせない。さらに、9分にはモドリッチの絶妙なスルーパスに抜け出したムバッペに決定機も、ここはGKセルヒオ・エレーラの足を使った好守に遭う。
開始早々の先制点には至らずも、15分には右サイド深くに侵攻したバルベルデがグラウンダーの高速クロスを供給。これに快足を飛ばしてニアへ飛び込んだムバッペが右足ワンタッチで合わせ、公式戦3試合連続ゴールとした。
先制後も攻撃の手を緩めないエル・ブランコは、ムバッペとヴィニシウスの2トップで背後を突いて2点目を狙っていく。その一方で、徐々にオサスナの反撃を受けると、28分にはボックス内でアイマル・オロスに枠の右隅を捉えた決定的なシュートを打たれるが、ここはGKクルトワの圧巻のパラドンで事なきを得た。
前半終盤にかけては再びマドリーペースで試合が進んでいたが、思わぬアクシデントが発生。主審に対して執拗に抗議を行ったベリンガムが侮辱的な発言でもあったのか、まさかのレッドカードを掲示されて退場処分に。数的不利を背負うことに。この退場直後にはブディミルにボックス内への侵入を許したが、ここはDFアセンシオの好守でピンチを凌いだ。
1点リードも10人の状況で試合を折り返したマドリー。押し込まれる入りを強いられると、再びのアクシデントに見舞われた。
55分、モンカジョーラの決定的なシュートをGKクルトワがパラドンで防いだ直後にブディミルとカマヴィンガがボックス内で交錯。オンフィールド・レビューの末に前節ダービーに続く不運な形でのスタンプとの判定でPKを献上。これをブディミルに決められて追いつかれた。
オサスナがこの直後にカードをもらっていた2選手を下げる、したたかな采配を見せたなか、マドリーは69分にブラヒム・ディアスを下げてロドリゴを投入。
以降は1-1のドローもやむなしというバランス重視のホームチームに対して、ムバッペ、ヴィニシウス、ロドリゴと圧倒的な個の力を活かしたアウェイチームがやや優勢に進めていく。だが、モドリッチやバルベルデらの際どいフィニッシュは勝ち越しゴールには至らず。
後半最終盤にはロングカウンターからボックス右に抜け出したムバッペにビッグチャンスが訪れたが、ここはGKセルヒオ・エレーラのビッグセーブに阻まれてメスタージャでのバレンシア戦のような劇的勝利とはならず。
この結果、ベリンガム退場に2戦連続の不運なPK献上とツキに見放されたマドリーはリーグ3戦未勝利で首位陥落の危機。小さくない疲労感を抱えてシティとの大一番に臨むことになった。
オサスナ 1-1 レアル・マドリー
【オサスナ】
アンテ・ブディミル(後13[PK])
【レアル・マドリー】
キリアン・ムバッペ(前15)
【動画】ムバッペが公式戦3試合連続ゴール!
2025年2月16日(日)2:31