★首位リバプールはアストン・ビラとの強豪対決でドロー…サラー1G1Aも敵地で勝ち点1【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第29節、アストン・ビラvsリバプールが19日にビラ・パークで行われ、2-2のドローに終わった。なお、リバプールのMF遠藤航はベンチ入りも出場機会はなかった。

記事全文

プレミアリーグ第29節、アストン・ビラvsリバプールが19日にビラ・パークで行われ、2-2のドローに終わった。なお、リバプールのMF遠藤航はベンチ入りも出場機会はなかった。

リバプールのEFLカップ(カラバオカップ)決勝進出に伴い、前倒し開催となった強豪対決。

前節、ウォルバーハンプトン相手に2-1と競り勝って公式戦3試合ぶりの白星を挙げた首位のリバプールは、今週末にマンチェスター・シティとのビッグマッチを控えるなか、9位のアストン・ビラとのタフなアウェイゲームに臨んだ。

スロット監督は前節からルイス・ディアスに代えてサスペンション明けのカーティス・ジョーンズを起用した以外、同じメンバーを継続。ジョーンズが左ウイングに入った。対するエメリ率いるホームチームは2列目にアセンシオ、ラッシュフォードの新戦力2人を初めてスタメン起用する攻撃的な布陣で臨んだ。

立ち上がりから押し込んだリバプールは、セットプレーからファン・ダイク、波状攻撃からジョタと続けてシュートを浴びせかけるアグレッシブな姿勢を示す。ただ、ビラも時間の経過とともに押し返すと、アセンシオとラッシュフォードの連携でゴールを脅かす場面も作り出した。

イーブンの攻防が続くなか、20分過ぎにはジョーンズのスルーパスに反応したソボスライがゴール前に抜け出すが、ここはGKマルティネスの見事な飛び出しに阻まれる。

ここから攻勢を強めたアウェイチームは29分、相手のビルドアップの場面で圧力を受けたアンドレス・ガルシアの軽率なバックパスをボックス左で奪ったジョタが冷静にGKとDFを引き付けて右で中央で浮いたサラーにプレゼントパス。これを左足で豪快に蹴り込み、リーグ戦5試合連発となる今季24点目とした。

ミスから痛恨の失点を喫したものの、慌てないビラはセットプレーから同点に追いつく。38分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でラッシュフォードがゴール前にクロスを供給。互いにヘディングの応酬が続いたなか、ボックス左でソボスライのクリアに反応したティーレマンスの左足ボレーシュートがゴール右隅に決まった。

1-1の振り出しに戻った試合は再びリバプールペースで進んでいくが、失点直後にボックス内へ抜け出した決定機をジョタが外すなど仕留め切れない。すると、前半アディショナルタイムにはビラが中央から左サイドでの細かい出し入れでフリーのディーニュに繋ぐと、正確な左足のクロスを最後はボックス中央でマークを外したワトキンスがゴール右隅へヘディングシュートを流し込んだ。

内容的にはリバプールも、見事な決定力によってビラが逆転して折り返した後半。互いに同じメンバーで臨むと、立ち上がりにはホームチームに決定機。50分、左サイドのスペースで飛び出したGKアリソンをかわしたラッシュフォードが無人のゴールへシュートを狙うが、ここはDFコナテのブロックに阻まれる。

一方、後半はより安定してボールを保持したリバプール。60分にはペナルティアーク付近でボールを受けたジョタが鋭い右足シュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。この決定機は逃したが、直後の61分にはカウンターから右のハーフスペースを駆け上がったアレクサンダー=アーノルドがサイドに張ったサラーに預けてボックス内に侵入。ディーニュをかわしたサラーからのリターンパスをスムーズにフィニッシュへ持ち込み、右足シュート。相手DFの出した足にもディフレクトしたボールがゴール左隅に決まった。
2-2のイーブンに戻った直後に両ベンチが動く。リバプールはゴールを奪ったアレクサンダー=アーノルド、ジョタを下げてブラッドリーとヌニェスを同時投入。一方のビラは3枚替えを敢行し、ラッシュフォードとアセンシオに代えてラムジー、マレンをピッチに送り出した。

一連の交代と両者の消耗によってオープンな展開が続くと、リバプールがよりゴールの匂いをさせていく。69分にはカウンターからボックス右に抜け出したソボスライの折り返しにヌニェスが飛び込むが、ここはDFディザジの寄せも気になったか、シュートを枠に飛ばせない。さらに、直後にはDFミングスのトラップミスを突いてヌニェスが完璧に背後へ抜け出したが、今度はGKマルティネスのエリア外に飛び出す勇敢なスライディングブロックに阻まれた。

互いにさらなる交代カードを切って変化を加えた後半終盤はビラもカウンターからチャンスを作り出し、一進一退の攻防に。リバプールでは途中投入のブラッドリーが足を痛めてプレー続行不可能となり、最後の交代機会ではクアンサーが投入され、遠藤は出番なしに。

その後、後半アディショナルタイムにはロジャーズ、マレンとホームチームに勝ち越しゴールのチャンスが訪れたが、いずれもシュートを枠に飛ばすことはできなかった。この結果、白熱の強豪対決は2-2のドローに終わり、首位のリバプールは敵地から勝ち点1を持ち帰るにとどまった。

アストン・ビラ 2-2 リバプール
【アストン・ビラ】
ユーリ・ティーレマンス(前38)
オリー・ワトキンス(前48)
【リバプール】
モハメド・サラー(前29)
トレント・アレクサンダー=アーノルド(後16)

【動画】白熱撃ち合いで生まれた4ゴール!









2025年2月20日(木)6:32

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
「エリオットや遠藤航は信頼されていない」疲労もありやや失速気味のリバプール…OBからは「同じメンバーを先発起用する」指揮官の傾向を心配する声も
アストン・ビラと白熱ドローのリバプール、スロット監督は「満足していない」と引き分けを悔やむ
「いかに重要な存在か」リバプール指揮官が遠藤航の働きぶりを評価、苦しい状況でのクローザー起用も「チームを助ける決断」と信頼を置く
「必要な知恵を発揮した」終盤登場でクローザーとして仕事をこなした遠藤航はまずまずの評価
「当然のMVP」「100%同意」現地ファンも絶賛、71分から出場の遠藤航がウルブス戦のPOTMに選出「なんて選手だ」
戻る
© livedoor