★「どこで取り返すのかといえば、ピッチの上でしか取り返せない」東京VのMF松橋優安、悔しさ味わった開幕戦からのバウンスバック誓う
東京ヴェルディのMF松橋優安が、悔しさを味わった開幕戦からのバウンスバックを誓う。
東京Vは16日に国立競技場で開催された清水エスパルスとの開幕戦で0-1の敗戦。
東京ヴェルディのMF松橋優安が、悔しさを味わった開幕戦からのバウンスバックを誓う。
東京Vは16日に国立競技場で開催された清水エスパルスとの開幕戦で0-1の敗戦。2シーズン連続の国立での開幕戦で黒星を喫した。
昨季6位躍進の象徴の一人として城福浩監督がシーズン終了後にその名を挙げ、今季はメンターとして尊敬するMF小池純輝(クリアソン新宿)のヴェルディでの代名詞だった19番を継承し、強い覚悟でシーズンに臨んだなかで開幕スタメンを勝ち取った松橋。
「J1の舞台、国立でのホーム開幕戦というのは、誰もが経験できるようなことではないと思うので、そこは感謝していますし、今後のサッカー人生に繋がると思います」と特別な試合でプレーできた感慨を素直に語った一方、チームとともに消化不良のパフォーマンスとなり、「全く満足してないですし、もっと出し切れた」と後悔の言葉も口にした。
「何より今まで準備してきたものが、チームとして出せなかった。気持ちの部分、闘志の部分で清水さんの方が上回っていた」
「試合を振り返ると局面の大事な部分、去年自分たちが相手チームに上回ってきた部分というのが、シンプルに向こうの方が勝っていた感覚。自分たちがやってきたことを出せなかったというのが大きいと思います」
とりわけ、DF高木践に背後を取られてクロスを上げられる形となった失点場面については、チーム全体の問題でありながらも「失点場面の責任は自分が感じています」と自ら責を負った。
ただ、不屈のメンタルとともにトライ&エラーを繰り返し、自らの手で現在の立ち位置を獲得した23歳は「どこで取り返すのかといえば、ピッチの上でしか取り返せないと思っているので、そこはもう切り替えて結果で見返してやりたい」と、下を向くことなく今後の巻き返しへ闘志を燃やす。
2023シーズンの昇格プレーオフ決勝でのリベンジという清水の大きなモチベーション、多くの準備期間があった点は多分に影響したとはいえ、この開幕戦ではJ1で2年目のチームに対する分析が進んでいることも示唆された。
松橋自身もそういった相手のアプローチを感じる部分はあったというが、その対策も含めて自身とチームが成長するための契機になると、あくまでポジティブに受け止めている。
「清水に限らず今年はどのチームも対策してくると思いますし、決して簡単なリーグではないと思うので、そこを自分たちがどう打ち破って成長していけるかが、本当に試されている。負けてしまいましたけど、開幕戦でもう一度自分たちがどう戦ってきたのかというのを気づかされた部分では、捉え方次第で今後に繋がると思うので、そこはよかったです」
開幕戦の不甲斐ない戦いを払しょくするとともに今季初勝利を目指す明治安田J1リーグ第2節では、同じく黒星スタートの鹿島アントラーズと県立カシマサッカースタジアム(22日開催)で激突する。
松橋はその難敵との一戦に向け、「ボールを大事にする部分もそうですけど、今の自分たちに必要なのは本当にシンプルな局面の部分。相手も絶対に来ますし、そこで負けない。自分たちのボールに取り切るというのが、勝負に繋がってくると思います」と、勝利のカギとなるファンダメンタルの攻防で上回りたいと力強く語った。
2025年2月21日(金)19:55