★ブライトンが後半ラストプレー弾で劇的公式戦6連勝! スタメンの三笘薫はゴールネット揺らすも幻に…【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第28節、ブライトン&ホーヴ・アルビオンvsフルアムが8日にアメックス・スタジアムで行われ、ホームのブライトンが2-1で逆転勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫は86分までプレーした。
プレミアリーグ第28節、ブライトン&ホーヴ・アルビオンvsフルアムが8日にアメックス・スタジアムで行われ、ホームのブライトンが2-1で逆転勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫は86分までプレーした。
公式戦5連勝と絶好調の8位ブライトンは、9位のフルアムとの1ポイント差のトップハーフ対決に挑んだ。直近のFAカップでは延長戦までもつれ込んだニューカッスルとの激闘に2-1で勝利。その試合で軽傷を負った三笘だが、この試合では無事左ウイングでスタメンを飾った。
[4-2-3-1]をメインに戦うフルアムが[3-4-2-1]と変化を加えて臨んだなか、普段通りに主導権を握ろうとするブライトン。立ち上がりの3分には左サイドを突破した三笘が早速鋭いクロスを入れていく。
以降はほぼイーブンの展開が続く。13分にはボックス左で収めた三笘から短い横パスを受けたアヤリが強引にシュートを放つが、これはDFに触られて枠の右へ外れる。さらに、20分過ぎにはミンテの強引なミドルシュート、ペナルティアーク付近でジョアン・ペドロと枠内シュートを続けて放っていくが、GKレノの牙城を破るまでには至らない。
一方、カウンターを軸に幾度か良い場面を作っていたフルアムは、見事なコンビネーションから先手を奪う。35分、カウンターから右サイドで馬力のある縦への仕掛けを見せたイウォビが早いタイミングで浮き球のクロスを供給。これに対してDF2枚の間にうまく入り込んだヒメネスが足元で収めてゴール左からニアを抜く左足シュートを突き刺した。
ホームで先制を許したブライトンもすぐさま反撃。41分には相手陣内中央左でFKを獲得すると、キッカーのアヤリがボックス右のスペースへ浮き球で落としたボールにフリーで走り込んだファン・ヘッケがゴール左隅へストロングヘッドで叩き込んだ。
1-1のイーブンで折り返した後半は睨み合いの展開が続き、互いになかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。55分にはボックス右のミンテからの折り返しに反応した三笘がゴールネットを揺らしたが、ここはミンテの抜け出しのタイミングでのオフサイドでゴールは幻に。
カウンターを打ち合うものの、仕掛けのパスが引っかかる場面が目立つなか、65分過ぎに両ベンチが動く。ブライトンはアヤリを下げてディエゴ・ゴメス、フルアムはヒメネスを下げてムニスを同ポジションに投入した。
以降はフルアムが引き分けも意識した守備的な戦い方を見せるなか、ホームで勝利がほしいブライトンはマーチ、ウェルベックと攻撃的なカードを切って幾つか決定機を作り出す。86分には三笘もベンチに下がり、アディングラが投入された。
試合はこのまま1-1での決着濃厚とみられたが、最後までゴールを目指したホームチームに勝利の女神が微笑む。後半ほぼラストプレーでボックス内でルーズボールに反応したジョアン・ペドロがリードとの交錯でPKを獲得。これを自らゴール右隅に蹴り込み、土壇場で劇的な逆転ゴールを奪った。
この直後に試合はタイムアップを迎え、フルアムとのトップハーフ対決を制したブライトンが公式戦6連勝とした。
ブライトン 2-1 フルアム
【ブライトン】
ヤン・ポール・ファン・ヘッケ(前41)
ジョアン・ペドロ(後53[PK])
【フルアム】
ラウール・ヒメネス(前35)
2025年3月9日(日)2:28