★「選手全員が試合に出場したいと確信」ルイス・エンリケ監督が難所攻略へ決意「状況を好転させるために全力を尽くす」
パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、難所で逆転突破を目指すリバプール戦への決意を語った。
PSGは5日にホームで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグでリバプールに0-1で敗戦。
パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、難所で逆転突破を目指すリバプール戦への決意を語った。
PSGは5日にホームで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグでリバプールに0-1で敗戦。シュート28本枠内9本に70%近いボール支配率と内容では相手を圧倒したが、相手守護神アリソン・ベッカーの鬼神のごとき圧巻のゴールキーピングに大苦戦。その上、後半終盤に途中出場したMFハーヴェイ・エリオットにファーストタッチで決勝点を許し、ホームで悪夢のような敗戦を喫した。
その敗戦直後のリーグ戦では大幅にメンバーを入れ替えながらも、スタッド・レンヌに4-1の快勝。しっかりとリバウンドメンタリティを示し、11日にアウェイで行われる2ndレグでは難所アンフィールド攻略を目指す。
大一番に向けた前日会見に出席したスペイン人指揮官は、「状況を好転させるために全力を尽くす」と逆転でのベスト8進出への決意を示した。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。
「試合の翌日に1stレグを分析した。その後、レンヌへの遠征、そしてリバプールへの遠征の準備をした。他の試合と同じように、この試合に向けても準備を進めている。明日は、ヨーロッパでも最高のチーム同士の対戦となる。2つのチームはプレースタイルが異なるが、現時点で我々は大会から脱落しつつある。したがって、我々の野望はただひとつだ。ピッチに出て、状況を好転させるために全力を尽くすだけだ」
アウェイチームにとっては難攻不落の要塞と言えるアンフィールドだが、ルイス・エンリケ監督は「選手全員が明日の試合に出場したいと確信している」とチームが敵地での大一番へ正しいメンタル、姿勢を含め準備万端だと自信を見せる。
「アンフィールドはヨーロッパの伝説的なスタジアムであり、チーム全体がやる気に満ちている。素晴らしいパフォーマンスができることを証明したい。それが最大のモチベーションだ。しかし、このような試合では感情をコントロールすることが不可欠でもある」
1stレグは“勝負に勝って試合に負けた”と言うべき内容だったが、対戦相手のリバプールも圧倒された内容を真摯に受け止めており、この2ndレグではしっかりと修正を施してくることは間違いない。
だが、ルイス・エンリケ監督は細かな部分で修正の必要を認めながらも、1stレグ同様のアプローチで相手を上回り、逆転突破を果たしたい考えだ。
「我々の目標は明確だ。それは対戦相手より優れたチームになることだ。アウェイゲームは常に難しいが、我々は自分たちのストロングポイントに自信を持っている。また、改善すべき点もわかっている。対戦相手よりボールを保持したい、そこからどんな可能性が生まれるかを見ていく」
「攻撃するたびにファンに押し上げられた1stレグとは状況が異なることは理解しているが、私はチームのクオリティについて常に楽観的だ。危険な存在になるためには、一緒に攻撃し、一緒に守り、ボールを保持する必要がある。考えすぎたくはないし、たとえ1stレグに勝っていたとしても、それは同じだったはずだ。我々は勝つためにここに来た」
2025年3月11日(火)17:12