★改善されなければ勝ち点剥奪も? 目立つ監督と主審の衝突…元審判協会会長が言及「勝ち点の減点が実施される可能性もあるだろう」

ジャッジの問題なのか、態度の問題なのか。このところ大きな話題となっている主審と監督の間に生じている問題。

記事全文

ジャッジの問題なのか、態度の問題なのか。このところ大きな話題となっている主審と監督の間に生じている問題。あまりにも酷い態度の場合は勝ち点剥奪の可能性も出てくるかもしれない。

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入され、大きなミスジャッジの減少が期待されていた。オフサイド、PK、レッドカードなど重大なインシデントに介入し、ミスジャッジが減った一方で、不可解な判定が一層目立つようにもなっている。

プレミアリーグでは、エバートンとのマージーサイド・ダービーで試合後に主審に詰め寄ったリバプールのアルネ・スロット監督が暴言により2試合のベンチ入り停止となっていた。

リーグ・アンに目を向けると、リヨンのパウロ・フォンセカ監督がブレスト戦で一発退場。PKのVARチェックにきた主審に額を付けて恫喝して退場。ただ、オン・フィールド・レビューではPKはなかったとされ、リヨンが勝利していた。

無駄な退場と威嚇となってしまったが、これにより9カ月間のベンチ入り禁止処分という重い処分を下されていた。

主審の粗が目立ってしまう状況もある中で、PGMOL(プロ審判協会)の元会長で、FIFAの元役員でもあるキース・ハケット氏は、イギリス『フットボール・インサイダー』で改善がない場合は勝ち点剥奪も必要かもしれないと語った。

「審判員には試合終了のホイッスルが鳴った時に、中央に立って握手や賛辞を求めるのではなく、トンネルのほうに動いて欲しい」

「これにより、試合中に高まった緊張が緩和されると思う。罰金のレベルについては、監督とアシスタントがより管理されたアプローチを取るようになることを期待している」

「今後、こうした罰金が期待通りの効果をもたらさない場合は、勝ち点の減点が実施される可能性もあるだろう」

問題が解決しない場合にはより重い処分も必要だというハケット氏。過去には試合中の衝突で勝ち点が減点されたこともあったという。

「フィールド上での集団の衝突に対してこうした制裁が最後に適用されたのは、1990年代のマンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで、その時は私がs仲裁役を務めていた」

試合の勝敗に関わるジャッジが間違っていたと後で認められても結果は変わらない。より正確なジャッジ、より公平なジャッジをという気持ちが出てくるのは当然だが、テクノロジーも発達した中で良い解決策が見つかることが期待されそうだ。

2025年3月6日(木)23:00

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
「心はオープン」バルサ指揮官退任後はフリーのチャビ氏、自身の野望も口に「CL、ユーロ、W杯で優勝したい」
「いかに重要であるかを再び示した」スロット監督が改めて遠藤航を称賛、ハーヴェイ・エリオットと共に言及「とにかく頑張り続ける」
「時には必要」不甲斐ない前半に対してHTに喝を入れられたサラー、自身はプレミア歴代5位タイのゴール記録に「プレー中は考えてなかった」
「登場した瞬間に勝利したようなもの」クローザーが定着した遠藤航は短い時間でも評価「伝統的な仕事をやり遂げた」
前半ビハインドから後半の3発でセインツに逆転勝利のリバプール、ベンチ入り禁止のスロット監督はハーフタイムに喝
戻る
© livedoor